今日はアメリカ本土から来た生徒さんと、
ハワイから来た生徒さんの講習があった。
「日本のパンは本当においしい
」と、しみじみおっしゃりながら、試食を楽しんでいただいた。
ちなみに今日のパンは、じゃが芋パンとこんにゃくパンと
カレーパンだ。
アメリカはおいしいパンを作る、
最も基本的な要素に欠けていると思う。
それは「粉と水」である。
この二つがおいしくなくて、おいしいパンを作れるわけがない。
粉の種類は日本のようにあるわけではなく、
一つの種類でハードタイプも、ソフトタイプも、
大型パンも、小型パンも食パンも菓子パンも
全て作るという。
水は硬度が高く、平均120〜180ぐらいの硬水で、
pH値も7.5〜8ぐらいとややアルカリ性である。
日本の水の硬度は、30〜60の軟水で、
pH値も5〜6という弱酸性である。
これは、まさにパン作りにはぴったりだ。
また、パンの粉も世界中から入ってくるので、
内麦も合わせると相当な数になる。
さらに、パンは買ってきて食べるもので、
家で作る人はまずいないらしい。
パン教室も聞いたことがないという。
日本はお米が主食でありながら、本場のアメリカより
パン作りが盛んになった。
すごい国だと改めて思う。
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