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最終回を迎えた。

これは74才の中沢正男精神科医のエッセーで、

楽しい中に参考になることがたくさんあり、勉強になった。


最終回は「本当に価値あるものは、お金では買えない」、

という私の予想通りの結論であった。


先生は「尊敬されること」、「頼りにされること」、

「意欲を持つこと」、「感動すること」に、

価値観を持っていると書いていらした。


確かにお金では買えないものばかりだ。

これはある年齢を過ぎるとよくわかる。


でもそれ以前の年齢の人たちは、

これとは違う価値観を持っている人も多いと思う。


また、逆にお金に価値観を持つことは、汚いことなので、

そういう気持ちを持たないようにしようと思う人もいるかもしれない。



それで昔、若者だった私が思うには、

本来の生き方は、「楽しく生きる」ということだと思う。

その証拠に、辛く苦しくストレスの多い生き方をしていると、

うつ病や更年期障害、生活習慣病やガンなど、

いろいろな病気になる。


楽しく生きている人は、健康で若々しくハツラツとしている。

このことから、人間本来の生き方は、

楽しく生きていくのがいいのだ、ということを示しているのだと思う。




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「楽しく生きる」為に、

何に価値観を置くかということになるわけであるが、

若い時は、物欲があって当然なので、車や家やブランド品に、

価値観があってもいいと思う。



ある年齢以上になると、全てが見えてくる。

その年齢とは、

「50にして天命を知る」年齢だ。

昔はこの天命を知ったら、寿命が終わっていたが、

今はいい時代だ。

天命を知って、さらにバージョンアップして、

「本当の楽しく生きる」生き方ができるからだ。


今、私の教室には、あらゆる年代の生徒さんたちが

来てくださって、「先生と出逢えてうれしい

と言ってくださることが、私の人生の最大の喜びであり、

この上ない価値である。