「先生、テストに合格できるようなパンを焼くには、

どうしたらいいでしょうか」

もうすぐ講師認定テストを受ける生徒さんから、

突然こんな相談を受けた。


家で毎日パンとアンパンばかり焼いているので、5才の子供さんに

たまには違うパンを作って、と言われたらしい。

それで、もうすぐテストを受けること、そのテストに合格するためには

先生のように上手にならなくてはいけないので、練習していることを

話して訊かせたそうだ。

すると子供さんは「それじゃあ、先生にどうやったら上手になりますか、

って訊けばいいじゃない」と言ったそうだ。




主人は大学のヨット部の監督をしているが、よくこんな話をする。

「学生たちがどうやったらもっと速く走れるか訊いてくれば、

 すぐに教えてあげるのに今の子はだれも何も訊いてこない」



私たちは、いや誰でもみんな訊かれれば知る限りのことを、喜んで

アドバイスしたいと思っている。

訊く方は自分で考えたりやるよりは、はるかに早く的確にあるレベルまで

到達できるし、訊かれた方も教える喜びと役に立った充実感を

味わえてこの上なくうれしいものである。




私はいつまでも元気で若々しくいたいと思う。

だから生徒さんの中で元気で若々しい方にそのコツを訊くようにして

いるが、どなたも喜んで教えてくださる。
 



先日、準師範の人たちに「先生、毎日元気で過ごすために、どんなことを

したらいですか」と訊かれて、すごくうれしかった。

そしてみんなで呼吸法やリンパマッサージをして汗だくになりながら、

何か通じあう喜びを感じた。