今月の中級コースのメニュー「ドーナツ」と「ピロシキ」が好評だ。

みなさんが「クリスピークリームドーナツ」のようにフワフワで、

しかも甘さは控えめと喜んでくださっている。

ドーナツは一般的にはベーキングパウダーで作るので、

油をこれでもか、という程吸収してしまうが講習で作るドーナツは

イーストドーナツなので、ほとんど油を吸収しない。

平均して一回に50〜60個揚げるが、油が減らないので

油を足したことがない。

イーストの発酵力が中心から外に向かって働くので、油の吸収が

抑えられるのだろう。


今、話題のクリスピークリームドーナツもイーストドーナツなので、

普段ミスタードーナツのように油をいっぱい吸収したケーキドーナツ

しか食べたことがない人たちには新鮮なのだろう。

どこでも「一時間待ちの行列」という日本人特有の異常ぶりだ。

味はこの上なく甘く、いかにもアメリカンドーナツという感じだが、

油っぽさがないのでもちもち感が強調され、これがまた人気の秘密

なのかもしれない。

試しにグレースの掛かっていないトラディショナルを食べたら、

独特の添加物臭がした。

さらに噛んだところや押したところのパン生地が復元しないで、

つぶれたままなのでイーストフードが入っているのだろう。

揚げたてをそのまま箱詰めして売る方式をとっているので、

何が入っているのかよくわからないようになっている。

もう一つ話題のドーナツがある。

銀座プランタンの「ミエル」だ。

ここは個包装なので原材料が表示されていたが、変な添加物は

入っていなかった。「焼きドーナツ」という名目だが、どちらかと言うと

「しっとりバターケーキ」という感じでおいしい。

味にも品質にも自信のあるところは、売り方も売り手もそれ相応の

ものがあった。