昨日、埼玉教室からの帰り道の電車で、二組の老夫婦と隣り合わせた。

その時に聞こえてきた会話をご紹介したい。

この二組の老夫婦、どう見てもひとまわりくらい歳が違うように見える。

一組のお二人はシワが多く、ご主人は杖をついていらっしゃる。

もう一組はかっぷくがよく姿勢もピンとしている。


ご老人なので声が大きく自然と耳に入ってくるのだが、なるほど！と

関心させられる内容だ。


どうやらこの二組のご夫婦は同年代らしい。

外見だけだが、どうしてひとまわりも違うように見えたのだろうか？


それはかっぷくのよいご主人が言ったことに尽きるかもしれない。

　　　「人間は身体を冷やしてはいけない」

あらゆる病気は身体が冷えていることが原因の場合が多いという。

そのご主人は一日３回お風呂に入る。

もう一組のご夫婦は歳をとるとよごれないからと、

三日に一度しかお風呂に入らない。

かっぷくいいご夫婦はご主人は熱燗を奥様は温かいお茶を飲み、

もう一組のご夫婦はビールを飲んでいた。


日々の積み重ねで歳をとればとるほど、個人差が大きくなる。

元お医者さんではないかと思うぐらい納得させられる話で、

心のなかで思わずうなずいてしまった。