今日は月に一度の本校で行われる勉強会の日だ。

同時に生徒さんの講師認定試験の日でもあった。

どうしても生徒さんの方が気になるので、ちょこちょこ教室を抜け出しては

試験会場に様子を見に行った。

みんな昨日は朝早くから夜遅くまで50本以上の食パンを焼き続けた。

テストに提出するパンはたった1本なのに、その1本がなかなかできない。

でもひたすら焼き続けた。

すると疲れから精神状態は「無」になってくる。

「無」になると余計な力が入らず自然体になれるので、意外といいパンが

出来てくる。

そしていいパンを焼くコツのようなものが、もやぁ〜わかってくるが、

まだはっきりとはつかめない。

あと1cm進めばつかめるのに、結局つかめないままもやぁ〜した状態で

試験に挑む。というのが通常のパターンである。

一生懸命頑張ったからといっていい結果が出るとは限らないが、いい結果

が出た人はみんな一生懸命頑張ってきている。

この差はどこにあるか、と言うと「運」だと思う。

まだ私が高校生の頃、予備校の先生がおっしゃった言葉が忘れられない。

努力は自信を呼び、自信は実力を呼び、実力は運を呼び、

運は成功を呼ぶ


成功するために「運」が必要だということを若い頃は理解しづらいが、

今は経験上よくわかる。

自分に与えられた「運」をどう受け止めるかが、本当の勝敗の分かれ目で

あろう。

今、もやぁ〜と見えてきたものを突き詰め、あと1cm進む努力をするのは

大体不合格の人だ。

その時自分は何と「運」がいいのだろうと思えるかどうかであろう。