「パン教室に来るようになって、今までおいしいと思っていたお店のパン

が全然おいしいと思わないんです」

時々聞くこの言葉は天にも昇るほどうれしい

でも本当はほとんどのお料理が、出来合いを買ってくるより自分で作った

方がおいしいと思う。

それは以前にも書いたように、お料理は手で作るのではなく心で作るからだ

学校の教員をしている生徒さんから面白い話しを聞いた。

家庭に問題のある子供たちを調べると、まず親がほとんど食事を作らない

つまり出来合いのもので済ませているらしい。

出来合いの物には親の愛がないので、子供たちは愛に飢えて淋しいので、

その淋しさを埋めるために悪さをする。

近年「食育」ということが言われているが、私たち親は食べる事に

手抜きをしていると、子供たちがある年齢に達した時にいろいろな面で、

その付けが回ってきて手が掛かってくる。

鳥などは最初に餌をくれたもの(人?)を親と思うらしいが、

それが本来の親の姿であろう。

生徒さんは私が作ったパンを本当に喜んで食べてくださる。

子供たちも同じである。

お母さんが心を込めて作ってくれた食事をどんなにか喜び感謝し、

感動して食べてくれることか・・・・・

手作りの食事は健全な身体だけでなく、健全な心も作ってくれる。